彼トモにドキドキ
「ご…ごめん!」
葵君の言葉の意味を理解した私は、慌てて手を離した。
翌日、私は自分の気持ちを知りたくて、廊下を歩く二人の背中を眺めた。
けど其だけでは答えは出ない。
私は手を伸ばし葵君と彼氏の手を握る。
葵君にはドキドキするのに、彼氏には何も感じない。
次の日もまた次の日も、二人の手を交互に掴んで確かめたけど結果は同じ。
其れでハッキリ分かった。
私は葵君が好きなんだと。
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