彼トモにドキドキ


「ご…ごめん!」



葵君の言葉の意味を理解した私は、慌てて手を離した。



翌日、私は自分の気持ちを知りたくて、廊下を歩く二人の背中を眺めた。



けど其だけでは答えは出ない。



私は手を伸ばし葵君と彼氏の手を握る。



葵君にはドキドキするのに、彼氏には何も感じない。



次の日もまた次の日も、二人の手を交互に掴んで確かめたけど結果は同じ。



其れでハッキリ分かった。



私は葵君が好きなんだと。





< 3 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop