彼トモにドキドキ


彼氏が居ない帰り道、私は思いを伝えた。



「葵君…好き。大好き…」



中途半端なのは分かってる。



けど次々に溢れ出す感情を、もう抑える事が出来ない。



葵君は何も言わず、ただただ夕日が沈む中を歩き続けた。



返事はまだ聞いてないけど、一つだけ今までとは違う事がある。



それは二人の背中を追い掛けていると、必ず葵君が後ろに手を伸ばしてくれる事。



そっと手を掴むと、優しく握り返してくれる。



もう繋いだこの手を離したくない!



だから明日、私は彼との関係を終わらせる。



此れからは葵君の背中だけを追い掛けるから!!



どうかこの先も、繋いだこの手を離さないでね。





END
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

旦那様は高校教師 2nd

総文字数/1,278

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る
拝啓  私の初恋の人

総文字数/2,264

恋愛(実話)29ページ

表紙を見る
旦那様は高校教師

総文字数/273,783

恋愛(その他)743ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop