金色のネコは海を泳ぐ
「これでお風呂掃除1週間は来週で終わるわ!」
思えば、チャクラがうまく流せないせいで、この2ヶ月ずっとお風呂掃除をさせられていた。痛いからと嫌がるアリーチェを無理矢理鍛錬につき合わせていたので仕方ないと思っていたけれど。
「私に押し付けられなくなって、きっと残念に思う――」
「にゃ」
バシッ、と。
ルーチェのいい気分を壊したのはオロだった。
「もう、オロ。叩かないでっていっつも――って、あぁぁっ!?」
「にゃぁ」
大きな声を出したルーチェを、オロが迷惑そうな顔で見る。
いや、それどころではない。
「な、なんでこんなっ」
海岸が遠いのだ?
答えはもちろん――
「流されてるじゃないのー!!」
思えば、チャクラがうまく流せないせいで、この2ヶ月ずっとお風呂掃除をさせられていた。痛いからと嫌がるアリーチェを無理矢理鍛錬につき合わせていたので仕方ないと思っていたけれど。
「私に押し付けられなくなって、きっと残念に思う――」
「にゃ」
バシッ、と。
ルーチェのいい気分を壊したのはオロだった。
「もう、オロ。叩かないでっていっつも――って、あぁぁっ!?」
「にゃぁ」
大きな声を出したルーチェを、オロが迷惑そうな顔で見る。
いや、それどころではない。
「な、なんでこんなっ」
海岸が遠いのだ?
答えはもちろん――
「流されてるじゃないのー!!」