金色のネコは海を泳ぐ
「うーん、そうじゃなくてさ……まぁいいや。えっと、『ほら、こうやって光に言葉を乗せて直接話しかけるんだよ』」
ユベール兄様の声が頭に響いてくる。
ほら、って言われても良くわからないんだけど。
『気は練れるんでしょ?光属性のセントロは額にあるからそこに意識を持っていって、気で矢を作るみたいにして言葉を送るんだよ』
気、って……チャクラのことだよね?なんだか難しいなぁ。
「にゃぁ」
おでこにチャクラを集めてみるけど、ちょっとおでこが熱くなるだけで何にも起こらない。
「まぁ、そのうちできるようになるよ」
ユベール兄様はクスクス笑って僕を撫でた。
む……
「そんな顔しないでよ。僕、呪文を教えるとかしたことないし。あとは自分で練習してよ。僕はそろそろ帰らないといけないし……ほら、あの子も出てきたよ」
ユベール兄様が指差した方を見ると、ルーチェは分厚い本を2冊持って図書館から出てきたところだった。
急いで駆け寄って話しかけてみるけど、やっぱりダメみたい。
ユベール兄様の声が頭に響いてくる。
ほら、って言われても良くわからないんだけど。
『気は練れるんでしょ?光属性のセントロは額にあるからそこに意識を持っていって、気で矢を作るみたいにして言葉を送るんだよ』
気、って……チャクラのことだよね?なんだか難しいなぁ。
「にゃぁ」
おでこにチャクラを集めてみるけど、ちょっとおでこが熱くなるだけで何にも起こらない。
「まぁ、そのうちできるようになるよ」
ユベール兄様はクスクス笑って僕を撫でた。
む……
「そんな顔しないでよ。僕、呪文を教えるとかしたことないし。あとは自分で練習してよ。僕はそろそろ帰らないといけないし……ほら、あの子も出てきたよ」
ユベール兄様が指差した方を見ると、ルーチェは分厚い本を2冊持って図書館から出てきたところだった。
急いで駆け寄って話しかけてみるけど、やっぱりダメみたい。