ボケた日常
アレ?コノヒトシッテル
そのまま全力疾走すること3分、やっとのこと俺は学校に到着した。
え?来る途中?なんもなかったよ??
校門を通って、昇降口に入り上履きに履き替える。
今日から新学期だしな、気合入れていかなきゃ。
そして階段を上がり、二階にある悠馬たちのクラス、1-3が見えてきた。
「う~っす・・おは~」
軽く挨拶をして、教室を見回すと結構な人数が揃っていた。
「よいしょっと」
悠馬は自分の机の上にカバンを置く。
私立赤星学園、悠馬達の住む赤星市のちょうど中央に位置する場所にあり、生徒数は約1500人、自由な校風が売りの高校でそのせいもあって部活数が異常に多い。
まぁ、俺はどこにも所属してないがな。
教室の後ろの掲示板に張ってある、部活勧誘の紙を見ただけでも20はある。
「なんだよ・・昆虫部って・・クワガタとカブトムシ戦わせたりすんのか?」