2人の王子様



「なっ、泣いてねー!」


「……。それより、走りましょうか!」



先輩の手を掴んで、真っ先に前へ走り出す。早く出なきゃ、先輩が大泣きしちゃう!走らないとー!




「…って!わぁっ!!?」



私は、下に落ちている物に気づかずつまづいてしまった。



「……ん」



< 188 / 225 >

この作品をシェア

pagetop