Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
その掛け声を聞いて、やっと実感できた。
嬉しい………こんなに賑やかな誕生日はいつ振りだろう。
「お、おい由美どうした?」
蓮が珍しく焦った様子でソファーから立ち上がった。
「え?どうしたって何が?」
「……気づいてないのか?泣いてるぞ」
泣く?……私が?
すっと頬に手をやると、確かに濡れていた。
……あぁ、そっか。
「これが嬉し涙ってやつかな」
ふふっと微笑むと、蓮はもちろん皆が安堵のため息を漏らした。