Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
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「んん……ん~?」
徐々に覚醒した意識の中、薄っすらと目を開ける。
目の前には蓮の逞しい胸板。
それを見てふふっと微笑む。
特別な日に高揚感を味わうと、その後に物足りなさを感じてしまう……だから蓮と離れたくなかったんだけど、分かってくれて良かった。
まだ蓮が起きてないってことは早朝なんだろうけど、何時だろ?
ベットの傍にある時計を見ると、
ーーー4時半
……早く起きすぎた。
どうしようかと思っていると、時計の側に置いてあった私の携帯がチカチカと光っている。
蓮を起こさないように、ゆっくりと腕をのばして携帯を取る。
光っていたのはメールが来たことを知らせるためだった。
「………たっちゃん?」
差出人はたっちゃんから。
何の用だろう……特に約束はしてなかったはずだけど…。