Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
……完全に私の所為だ。
パソコンを乱暴に閉じると、今まで連絡を取るのを避けていた両親へと電話を掛ける。
するとあいつはそれほど経たずに出た。
「俺だ。珍しいな、お前から掛けてくるなんて…」
「……どうして銀狼を襲う」
声を低くし電話に出た……父親を問い詰める。
「ああ、その事か。
そんな事よりこれからの事だがな……」
……そんな事?
私の大切な居場所がそんな事?
銀狼を虫ケラのように考えているあいつに苛立ちが募り、自然と空いている手で拳を作っていた。