Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
「なんの用だよ」
後ろから声を掛けてきたのはお袋だった。
「今ちょうど電話をしようと思ってたのよ」
「そんなに急用か?」
滅多に焦ることのないお袋が焦燥感を滲み出す程の何かが?
「ええ、落ち着いて聞いて頂戴。
昼食を用意したから部屋に呼びに行ったけど、どこを探しても……由美ちゃんが見つからないのよ。
携帯も通じない…どこかに行くとも聞いてないわ」
………由美が…いない?
それを聞いた途端、頭が真っ白になる。