Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
俺は1度、由美の携帯に電話を掛けてみるが、
『お掛けになった電話番号は現在使われておりません』
解約されてるのか……?
いくら何でも早すぎる…解約する暇があるってことは見つかる可能性が減った…。
苛立ちが力となって表れ、携帯に亀裂が走る。
くそっ!どうすればいい。何か情報があれば…。
そんな苛立ちを隠しきれないまま、部屋を出て下へと向かう。
すると朔が声を上げて俺を呼んだ。
「下の奴が最近由美ちゃんを見たらしいっ」
有力な…手がかりになる情報が少しでも欲しい。
階段を駆け下りてその集団へと近付く。
「いつ、どこでの事だ」
「たしか……4日ほど前の夜に○○公園から出てくるのを見ました」
夜?大人しくしていろと言ったのに出かけていたのか…。