Light of hope Ⅱ【完】番外編完結




「じゃあ何で僕達は呼ばれたんですか?」



俺と同様に困惑してるはずの朔は、それでも落ち着いた様子で問いかけた。



「お前等、情報を持ってないか?ここ最近の由美の事で……小さな事でもいい」



理事長の真剣な返答に眉をひそめる。



「……4日前の夜、少し大きめのバックを持って公園から出るのを目撃した奴がいた」



情報と言えるか分からないが、一応と思い口に出す。



「…そうか。嫌な予想が当たったみたいだな」



「ええ、たぶんあの時間帯でしょうね」



チッと舌打つ恭輔は、理事長や鬼教師に話を振った。



こいつ等、俺らを呼んでおいて何も教えない気か?



自分達だけで納得するこいつ等に苛立ちが募る。




< 309 / 326 >

この作品をシェア

pagetop