Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
「あ?……関係ねぇ。手放す気はサラサラない」
それからしばらく、2人の言い合いは続く。
ベットの上でそれを見守っていると、見かねた朔がテーブルにあった水を持ってきてくれた。
「ありがと」
「どういたしまして……早く終わるといいね」
「……うん」
心配そうに蓮を見る朔や海斗、陽を視界に入れつつ、貰った水をチビチビと飲む。
「クソッ……」
水がなくなり、テーブルにコップを置くと蓮の悪態が聞こえ、そちらを見ると恭輔とのやり取りを終わったようで、携帯を閉じていた。
蓮は無言で携帯を差し出してきたので、それを受け取ろうと伸ばした腕を掴まれて引き寄せられた。
ギュウッと抱きしめてくる蓮の背中に腕を回して優しく摩る。
「……蓮?」
恭輔は何を言った?