Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
なんか……ダメだった?質問の意味が違ったとか?
どうしよう……と考え込んでいる私に頭上から、少し緊張したような声が落ちてきた。
「少しでも、俺には向いてねぇか?
…………俺はお前が……由美が好きだ」
最初こそ小さかった声だが、最後の大事な所はとても力強かった。
だが、その言葉の意味を理解するのには、随分と時間が掛かった。
「え?」
待て、好き?蓮が私を…?
「由美の心は誰に向いてる?」
この流れから告白?いや、待て……さっきの質問はこれ?
混乱しておかしくなった思考で、何とかその言葉……告白の重みを理解し、実感する。
蓮から聞くことはないだろうと、諦めていた言葉。
……これ以上ないくらい嬉しい。