Light of hope Ⅱ【完】番外編完結




3人の話している内容が知りたくて耳を澄ませていると、蓮がソファーからゆっくりと立ち上がった。



「朔、もう家に戻る。車を呼べ」



「分かった」



指示を聞いた朔が電話をかけ始めると、私を抱き上げた蓮。



「……蓮、自分で歩けるよ」



「いいんだよ。俺がやりたいだけだ」



反論をそう返されてしまうと何も言えず、口をつぐむ。



そのまま下を通ると、当然ながらたくさん突き刺さる視線。



それが恥ずかしくて、倉庫を出るまでの間はずっと蓮の肩に顔を埋めていた。



連れ出された外には、既に車が待機していた。



さっき電話をしてたばっかりなのに…早いな。



私を押し込み一緒に乗り込んだ蓮と朔はクラウン、海斗と陽はバイクで家へと向かった。





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