Light of hope Ⅱ【完】番外編完結
「う、嘘だ……あの黒猫なわけ…」
嘘ねぇ、別に信じてもらわなくても構わないけど。
「な、何で黒猫がここにいるんだよ」
「あ?ここの治安は俺が管理してるんだよ。それを知ってて荒らしたんだろうが」
吐き捨てるようにそう言い、男の傍へと近寄る。
「ひっ…た、助けてくれ……」
自分の身が危なくなったら、命乞いか……醜いクズだな。
「骸鬼は解散しろ……もし、もう1度復活したら………命はないと思え」
「っー分かった……か、解散する」
顔面蒼白になった男はその瞳に恐怖を宿し、何度も首を縦に振った。