イチゴの空




私は北野君の横顔を軽く睨んだ。




なんで今、そんなことを言うの?




北野君のせいで、私は気づいてしまった。




こんなこと、別に一生知らなくてもよかった。


っていうか、知りたくなかった。





「だって、いつも見てるから。」


そんな私の気も知らずに、北野君は言う。




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