晴れのち雨


野生的で

官能的で

能動的でー




口づけを交わす度に意識が遠のく。

意識と一緒に私の貴方への想いも
絡み取ってくれれば良いのに...



ベットが軋む音の中に
やけに甲高い私の声が重なる。


掠れた声で何度も何度も名前を呼ばれる。


甘い痛みに意地悪な優しさ。






月夜に踊るシルエットが一つになる時、

私は色々なものを失ったけれど

"貴方がいれば何も要らない"

本気でそう思ったー





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