晴れのち雨
先生の手には私からのプレゼント。
「これ、外から触った感じライターっぽかったから使おかな〜って 正解??」
「うん。正解、ライターだよ。」
そういえば、先生からのプレゼントは何だったんだろう...
「内緒。」
「え??」
「アオちゃん、俺からのプレゼントは何やろって考えてたやろ?」
「凄い。何でもお見通し?」
「勿論! プレゼントは家帰ってからのお楽しみにしといて」
ライターを取り出す先生。
「おっ!めっちゃ嬉しい!!
この柄好きやわ〜 しかも誕生日入り!」
と誕生日の刻まれた方を私に見せる先生。
「吸っていい?」
「どうぞ」
「んじゃあ、お言葉に甘えて...」
ふぅぅと煙を吐きながら、ライターの入っていた透明の袋を見ている。