晴れのち雨
process
「ちょっとアオ聞いてよ〜!
彼氏が〜・・・マジあり得ない〜・・」
結衣が目の前で彼氏の愚痴を言い続けて、1時間が過ぎようとしていた。
ここは私の大学の食堂。
違う大学に通う結衣が、わざわざ会いに来てくれたのだ。
そうー
大学受験を無事に乗り越えて、私たちはすっかり華の大学生になっていた。
私は志望していた大学...先生達も通っていた大学に受かって、日々頑張っていた。
合格の結果を教えた時の悠ちゃん、
本当に...
本当に....
化け物みたいだった...!!
号泣しながら抱きつかれた時は...
もうね、うん。
恐怖しかなかったよね。
でも、自分のことのように喜んでくれて嬉しかったな。