晴れのち雨
「アオは彼氏まだ出来ないのー?」
結衣が尋ねた。
「うん。」
「アオはさー。理想が高いんじゃない?
告られては振って...の繰り返しじゃん。」
高校生の時の先生と思い出は、内容も内容なだけに未だに言えずいた。
結衣には"私が先生に振られて終わった"としか話せていないので、まさか私が先生を思い続けているとは考えもしないのだろう。
「ま。頑張ってよ!
いつかダブルデートしよしよっ!」
とその話は終わらせた。
「んでさ、アオは就職どうするの?」
今の時期には一番話題になる就活の話になった。
「んー。昔と変わらず。」
「そっかー。葵先生だね。」
私は昔からの夢である
教師を目指していた。
前までは中学校で数学を教えたいと思っていたが、英語が好きになってからは英語を教えたいと思っていた。
これも先生の影響かなぁ...