晴れのち雨
「いつもこの時間まで仕事してるの?」
お好み焼きを食べながら、悠ちゃんが私に訊く。
遅めのご飯休憩を貰っていた悠ちゃんと、そのまま近くのお好み焼き屋さんで一緒にご飯を食べていた。
「ううん。今日はたまたま。」
「そう、あまり遅くならないように気をつけないとねぇ」
私もお好み焼きを食べる。
「先生とは連絡を取ってるの?」
不意に悠ちゃんが尋ねた。
「ふぇんふぇい?」
お好み焼きを頬張っていた私は、"先生"と聞いて何のことか分からなかった。
トモとのことは龍馬さんしか知らないはずだし...
「智裕のことよ。私が何にも知らないわけないじゃない!」
ぶほっ!
思わずお好み焼きにむせて咳き込む。
「あらあら〜動揺しまくりねぇ」
お手拭きとお冷やを渡してくれる。
手でお礼伝えて水を飲む。