晴れのち雨
「えっと...どうだろ...」
「答えはな〜」
キュっと車を停めて、私に近づく。
え?
またキスされるのかと目を閉じていると
「また今度。」
と耳元で囁かれた。
うわっ!恥ずかしっ!
「顔、真っ赤。着いたで。」
一枚上手の先生にまた押されながら、
レストランに向かった。
食事を終えて、前と同じマンションに着いた。
「あっ!ボックスボックス!」
とグローブボックスを指差す。
ガチャー
ボックスの中には前と同じ柄をした小包が入っていた。
「クリスマスプレゼント、良かったらもろて??」
「ありがとう!!
だけど、私...用意してない...」
「ええよ。ええよ。俺が勝手にしただけやし、それどころちゃうかってんやろ?」
「うん。」
先生が本当に来てくれるか分からなくて、不安で会った後のことなんて考えられなかった。