晴れのち雨

バシっ！


言い終える前にベットに腰を掛けていた先生の肩を強めに叩く。


「イテっ！」


「分かりましたから、それ以上言ったら怒りますよ？」


「すみませんでした。」


ペコっと頭を下げた先生は可愛いかった。



カチッと音のする方を見ると
先生が煙草を咥えていた。


右手には私がプレゼントしたライター。


「まだ使ってくれてたんだ...」



「ん？当たり前やん。」


私の独り言に答えてくれた。




「あ。吸って良い？」

「どうぞ。」

煙草を吸っている先生を見て、先生から貰ったプレゼントを思い出す。


「ちょっと待ってて」

寝室を出てリビングからプレゼントを持って来た。