晴れのち雨


「葵、そこはストレートに愛の告白をして欲しかったかな〜」


「我が儘ですね。」


「アカン?」


捨て犬みたいな顔をする先生。


参ったなー。

今の私は、先生を独り占めしてるんだよ?
ずっと想っていた人が私の言葉を待ってるんだよ?

言わない理由なんてない。



「...好きです」


「うん。知ってる。」


「トモが言わせたんでしょ?」


「そうやったっけ?」


「もう!」


軽く先生を叩こうとすると腕を掴まれた。
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