晴れのち雨
「どうしたの?」
トイレに入ってきた結衣が鏡ごしに尋ねてきた。
「うん?いや、髪崩れてないかなぁ〜って思ってたの」
「全然崩れてないよ!てか、今日のアオ若干気合い入ってない?」
結衣に先生のことを相談したかったけれど言えずにいた。
「そんなことないよ〜
結衣こそ気合い入ってない?」
「まあね。」
ニヤリとする結衣。
「え!?もしかして...」
「そうなの!彼氏とこの後デートなの♡」
「ノロケかよ!!」
「いいでしょ〜。」
「はいはい。楽しんできてね」
二人で化粧室を出た。
それからパーティはお開きとなり、先生との待ち合わせ時間まで十分に時間があったので家に帰るため駅に向かった。