私が死んだ日。【完】






「それでは、そろそろいいですかー?」



皆の返事はなかったが、数人、顔を上げる生徒がいた。


それを合図に、先生は言葉を続けた。





「それじゃぁ、さっきは田中さんがあたったんで...」




と、眼鏡をクイッと少し上に上げながら座席表を見つめる先生。



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