私が死んだ日。【完】






「まーまー!ぐっちゃん先生!そんな怒らないであげてよー」



あたしは、先生に聞こえていないとわかっていながら
怒っている先生をなだめる。

“ぐっちゃん先生”って呼ぶの、久しぶりだなー。




「前まで真面目だったのに、いきなりどうしたんだ!」

「すみません...」

「まぁ、ぐっちゃん先生。こんな生徒が真面目に見えます?」

「今日は授業の初めに大事な話があるから早く来るようにって前言っただろ!」

「すみません...」




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