私が死んだ日。【完】





「...っ」

「...ごめんな」

「......」

「...美沙は悪くない。彼氏だって悪くない。この事件は誰も悪くないんだよ」

「カケル...」

「......こういう運命だったんだよ」




静かな教室に響き渡るカケルちゃんの声は
とても優しくて、温かくて

そのために、悲しくて、怖くて




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