私が死んだ日。【完】






「懐かしいなぁ」


こう思うと、あたしって結構贅沢させてもらってたんだ。

何も恩返しできてないのに、死んじゃってごめんなさい。




静かに階段をおりて、リビングへと向かった。




「ママは仕事か」



秒針の動く音が響く。



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