私が死んだ日。【完】






「......ごめんね、自分勝手で」

「...」

「......カケルのこと好き。ずっと一緒にいたいよ。でも...今のシンタには、あたしが必要なんだよ」

「...行くなよ。危険な目に遭うかもしれないんだぞ?最悪の場合...」

「......」



沈黙。


「...カケルちゃん...」




『最悪の場合、死ぬかもしれない』



そう言おうとしたんだろう。



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