私が死んだ日。【完】







自然と力の入る両手。
その両手にもっと力を入れて、前を向いた。




「カケルちゃんは、生きなきゃダメ」

「......」

「大好きだから、カケルちゃんには生きて欲しい」

「...真央...」

「見えなくなっても、あたしはずっとカケルちゃんの傍でいるんだからね?」

「...」

「今までと、全然違わないんだから!!」




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