私が死んだ日。【完】





「そうだな。計算ミスさえしなければすぐに答えはでるから───...」


静かに着席したカケルちゃん。




「...カケルちゃん、結構頭いいんだね」

「あ?そうか?」

「だって、あたしあの問題全然わかんないもん」

「......それは...」

「...」




どうしてだろう。カケルちゃんがあたしを哀れんでいるように見える。


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