逢いたい理由【番外編】-バレンタイン-
「由杜の隣にいていいの?」
「んなの当たり前だろ?」
“バカか”と言って
おでこをくっつけ
由杜との距離が近づく。
「俺には唯だけだ」
そう無邪気に笑い
一瞬だけ唇が、重なった。
「………ッ!?…/////」
不意討ちすぎて
顔が赤くなる。
そんな私をしてやったりと
意地悪な顔をした。
「かわいいッ」
「…ふぇッ…?」
頬をスリスリしながら
そんな事を言う
由杜は甘々全開だ。