逢いたい理由【番外編】-バレンタイン-



「敦くん、唯ちゃん!!今日はもう上がっていいよ」



しばらく、働いていると

店長から声がかかった。



よしッ!!

これで由杜に会えるッ!!



先のことを考え頬が緩み全開。





「あの…唯ちゃん?」





バイトの制服を脱ぎ

帰ろうとしたときだった。






「ちょっと、いい?」





そう言ってきたのは

敦くん。


由杜に会うまでまだ時間あるし。


“ちょっとだけなら”と
敦くんの話を聞くことにした。


< 34 / 42 >

この作品をシェア

pagetop