逢いたい理由【番外編】-バレンタイン-
咄嗟に唯の肩を掴み
ぎゅうーっと腕に閉じ込める。
「どうしたの?由杜」
まだ気付かないのか?
頬っぺでもキスだぞ?キス。
「妬くに決まってんだろ」
「え?………んッ!」
その小さな唇に噛みつく。
てか唯は俺を良く思いすぎなんだよ。
だって実際こんなに嫉妬深くて
短気なんだぞ?
でもこんな俺を
「好きッ…由杜!!」
「……ッ……俺も…」
好きと言ってくれる唯を
絶対に手放したくない。
いつまでも俺の腕の中にいろよ。
唯……。
【End】