暴走天使 ~四天王~
「あーごめん、それがさーまた後輩からお菓子もらっちゃってさー」


「え、またあ?もー、美夢の讃良なのにー!」



と言ってぎゅーっと抱きついてくる美夢は嫌いじゃない

いや、むしろ好き

大好き

辛いときや苦しいときに、いつも支えあってきた仲だからこそ、こんなにもお互いを信じてる

だから、こんな関係もう美夢以外とは築けない、そう思うんだ



「ねー、美夢、今日放課後ショッピングでもして帰らない?」


「んー?いいけど、珍しいね」


「そう?ま、たまにはいいじゃない」


たまには私だって誘うわよ、ふふ


キーンコーンカーンコーンー…

「あ、なっちゃった!讃良、一時間目うける?」


「あー、私パス」


「そ、じゃあ私は教室いくね」


そう言って走っていく美夢の姿を見送ったあと、私は一人で屋上に向かった





















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