別にそれでもかまわない。


「じゃあ、また明日ね。咲夜。
一緒に待ってくれていて、いつもありがとう。」


咲夜の手を両手で握ってわたしは笑った。



「………ん。」



クシャクシャと軽くわたしの頭を撫でて


咲夜は手をはなした。




バスが発車すると咲夜は

学校からバス停まで来た道を


戻っていった。




そう…咲夜の家はバス停とは反対の方向。

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