別にそれでもかまわない。


声のする方を見ると…

目に映ったのは数年前まで

わたしも来ていた制服を着た

一人の女の子。


「…今日も来てくれたの?
毎日毎日、もう遠いからいいよ?」

そうわたしが言うと

その子は涙目になって俯いた。


「ごっ…ごめんなさい…。
わ…たし、弥月と親友だったのに…

怖くて…逃げて…ごめんなさいっっ!!!」
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