粉雪




怖がりで
強がりで


いつも
どこか

ずれてる歯車


みんなと同じで
あるために

いつもなにかを探してる






“こうするのは普通ですか?”

“これを選ぶのが当たり前ですか?”





みんなの望む
あたしを

みんなが好きな
あたしでいるために



心はいつでも
置き去りのまま

そればかりの毎日










“もしかしたら
あなたなら…”





そんなふうに
少しだけ

期待しただけ








“ありえない”




そんなこと
わかってたのに


それでも

あなたがそこに…






そばにいたから






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