Last flower【執筆中】
「うーん」
象の滑り台に寄りかかりながら、スイムは「ミノル、死んじゃったでしョ」
と少し唐突に言った。
カスカはドキっとした。「うん」
「あのさぁ、その前の日にイェーイェーといつもみたいにままごとやってる
ミノルのさぁ、首から上が俺には見えなかったんだ」
「え?それって…」
どういうこと?激しくなる鼓動を必死で抑えながらカスカは尋ねた。
「もう、首から上だけあっちの世界に行っちゃってたんだろうなぁ。
俺、ここに入る前に『お隣のおばちゃんの顔がない』とか騒いで
親に怒られたりしたんだけど、その翌日にそのおばちゃん事故で死んじゃっ
たんだよ」
「………」
スイムは、目の前に立っているカスカの足が震えていることに気づいた。
「…やっぱよしておこうか、この話」
力なく、笑った。悲しげに。
うーん、と伸びをしたスイムにカスカは
「……つらいね」
と言った。
「ん?何が?」
「そういうの…わかっちゃうのってきっとすごくつらいよね、スイム。
ずっとつらいんだろうね」
「………」
「チャルのことは?…今、どんなふうに見えてるの?教えて。
知っておきたいから」
象の滑り台に寄りかかりながら、スイムは「ミノル、死んじゃったでしョ」
と少し唐突に言った。
カスカはドキっとした。「うん」
「あのさぁ、その前の日にイェーイェーといつもみたいにままごとやってる
ミノルのさぁ、首から上が俺には見えなかったんだ」
「え?それって…」
どういうこと?激しくなる鼓動を必死で抑えながらカスカは尋ねた。
「もう、首から上だけあっちの世界に行っちゃってたんだろうなぁ。
俺、ここに入る前に『お隣のおばちゃんの顔がない』とか騒いで
親に怒られたりしたんだけど、その翌日にそのおばちゃん事故で死んじゃっ
たんだよ」
「………」
スイムは、目の前に立っているカスカの足が震えていることに気づいた。
「…やっぱよしておこうか、この話」
力なく、笑った。悲しげに。
うーん、と伸びをしたスイムにカスカは
「……つらいね」
と言った。
「ん?何が?」
「そういうの…わかっちゃうのってきっとすごくつらいよね、スイム。
ずっとつらいんだろうね」
「………」
「チャルのことは?…今、どんなふうに見えてるの?教えて。
知っておきたいから」