Last flower【執筆中】
「やめろ!」

「やめてよ!」

ユルカも必死でmotherの足にしがみついた。

瞬間、カスカの身体は動き出した。

motherや男達が振り上げている沢山の履物を払って、

チャルの亡骸の上に覆い被さった。

「チャルはまた生まれてきてもいい!!

このままの形で生まれ変わってもいい!!」

ミノルのように履物で叩かれるチャルなんて、絶対に見たくない。

「友達なの!大切な…私達の友達なのよチャルは!!!」

自分の声を聞き、初めてカスカは気がついた。

そう。チャルはカスカ達の大切な友達ー仲間だったんだ、と。

そんな言葉とチャルを結びつけて考えた事などなかったから、

今までは気がつかなかった。

チャルが死ぬまで…気がつけなかった。
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