Last flower【執筆中】
「全く、冗談じゃないよ。

こんなに続けて自殺するヤツが出たら評判にかかわるわ。

元々、大した報酬もなくやってる施設なんだし、

もうやめちまおうかねぇ」

酒でも飲んでいるのだろうか?

ろれつの回っていないmotherの声が聞こえた。

「でも他の子供たちは…?」

男の言葉にmotherは下卑た笑いを含みながら、

「そんなもん、火でもつけて

建物ごと燃やしちまえばいいのさ。

ここは『いらなくなった子供』しかいないんだから、

警察だって大した捜査もしやしない。

子供の火遊びのせいで火事になったとでも言っておきゃいいさ」

と答えーーーーーーーー

カスカはーーーーーーー


ポケットに入れたままだったチャルのライターにそっと触れ、

motherたちの部屋からゆっくりと離れていった。
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