偽物なんていらない
「まてよ遥」
もう、追いつきやがったかこいつは……
どうやったら、こんなにはやくこれるのだろうか?
あ、こいつは犬なのかな?
いや、犬だな。こんなにはやくこれるなんて………
「おい遥、全部くちにでているぞ」
「あ、ごめん」
「それ、あやまってないだろ……」
「なんでわかったの?」
真顔なおれにたいして、凛は『俺をばかにしてる?』ってちょっと怒った顔をしていたけど、全然怖くなかった。
あー、こいつのこういうとこやっぱり、おもしろいわ。
さっきから、女達がよってくるからうざい!
さっさとどっかいけよ。
今の俺、そうとういやな顔しているだろうな。
「遥、いまは笑顔」
いや、違うな。今は、笑顔なんかじゃなくて、冷たい目だな。
女好きな凛は王子スマイルで女豹どもをイチコロで落としている。
はぁ〜、こんなとこはやく出たい。
「凛、今日はもうかえるけぇ〜」
「おい、遥!!」
「あとよろしく」
よし、女豹共がいなくなった。
よかったよかった(笑)
さぁ、家に帰ろうかな。あ、親父の事務所にいかないとやばいな。
まぁ、さきにそっちいくか。


「おい、親父いないのか?」
家の中を探してもでてこないし……
はぁ〜、たいぎぃ。帰ってきた意味ねーじゃん!!




< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

GOLDLOVE
瑤希遥/著

総文字数/263

恋愛(学園)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop