ひとりじめ
1
「センセー きっこえませーん!」
始まった…
恵梨菜は 小さく溜息をつく。
このクラスの英語を受け持つようになってから 必ず妨害してくる生徒。高澤 修斗。
身体つきも顔も高校二年にしては 随分と大人びていて、ドキリとするような色気もある。
学校の問題児。
「どこが?」
恵梨菜は 諦めモードで高澤を少し睨む。
「うわっ こえー!恵梨菜ちゃん 怒んないでよぉ」
高澤がふざけ、クラスがどっと湧く。
「はい!静かに!」
パンパン!と手を叩き、それを静める。
何度も繰り返されるこの状況に 恵梨菜は いい加減 イライラしていた。
始まった…
恵梨菜は 小さく溜息をつく。
このクラスの英語を受け持つようになってから 必ず妨害してくる生徒。高澤 修斗。
身体つきも顔も高校二年にしては 随分と大人びていて、ドキリとするような色気もある。
学校の問題児。
「どこが?」
恵梨菜は 諦めモードで高澤を少し睨む。
「うわっ こえー!恵梨菜ちゃん 怒んないでよぉ」
高澤がふざけ、クラスがどっと湧く。
「はい!静かに!」
パンパン!と手を叩き、それを静める。
何度も繰り返されるこの状況に 恵梨菜は いい加減 イライラしていた。
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