恋の訪れ
「まぁまぁ座んなよ」
真理子の彼氏のタツキ先輩はツンツンとソファーに指差す。
これは、いったい何なの?
そりゃあ、真理子の合コンをOKするはずだよ。
しっかし、タツキ先輩相変わらずイケメンすぎ。
なんだよ、このルックス。
「莉音ちゃーん、久しぶり」
不意に聞こえた声。
タツキ先輩に苦笑いしながらソファーに腰を下ろすと、一番端から2番目に座っているユミちゃんが目に飛び込む。
そしてまたビックリな衝撃を受けた。
相変わらずのギャル。
しかも中学ん時より更に上回っている。
だけど、嫌気が刺すようなギャルじゃない。
派手だけど、綺麗の。
「久しぶりだね」
そう言ったあたしにニコっと微笑むユミちゃんはやっぱ可愛い。
だからなのか。
ユミちゃんの友達であるあと2人の人達もそー言う系なんだろうか。
だけど綺麗なギャル。