もし、君に。好きと言えたのなら。
西森七瀬。それがあたしの幼なじみの名前だ。


「え!?だって、蒼空待たせちゃだめだ、っておもって…蒼空、もう4月とはいえ、寒くなかった?」


そう言って、七瀬はマフラーを巻いてくれた。


その言動にきゅんとくるのはあたしだけじゃない、そう思いながらも胸はドキドキして止まらなかった。
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