かわいい王子VS鈍感な姫
教室に入ると、良平が俺の方に来た。
「どうした?なんかテンションがさっきより低くなってるけど。」
テンション低くなってるように見えるのか…。
自分で思ってるよりも、『ななちゃん』から『七海』になったことが効いてるのかも…。
「郁ちゃん関係?」
「あ~うん。なんか…郁、大人になるんだってさ。」
俺がそう言うと、良平は口を開けたまま固まっている。
「良平!良平!!」
「…へ!?あ…悪い。ちょっとびっくりして…。」
やっぱりびっくりするよな…。
「大人になるって…どういうこと?」
「まず自分のことは『郁』じゃなくて『あたし』って呼ぶ。あと俺の呼び方なんだけど…」
「『ななちゃん』って呼ぶのをやめるってか?」
おぉ!
さすが良平。
「んー…『七海』にするらしい…。」
「そっか…。本当は『ななちゃん』がよかったんだろ?どんまいだな…!」
「本当はな…。って、呼ばれなくなってから気付いたんだけどな。」
気付くの遅いよな…。
「どうした?なんかテンションがさっきより低くなってるけど。」
テンション低くなってるように見えるのか…。
自分で思ってるよりも、『ななちゃん』から『七海』になったことが効いてるのかも…。
「郁ちゃん関係?」
「あ~うん。なんか…郁、大人になるんだってさ。」
俺がそう言うと、良平は口を開けたまま固まっている。
「良平!良平!!」
「…へ!?あ…悪い。ちょっとびっくりして…。」
やっぱりびっくりするよな…。
「大人になるって…どういうこと?」
「まず自分のことは『郁』じゃなくて『あたし』って呼ぶ。あと俺の呼び方なんだけど…」
「『ななちゃん』って呼ぶのをやめるってか?」
おぉ!
さすが良平。
「んー…『七海』にするらしい…。」
「そっか…。本当は『ななちゃん』がよかったんだろ?どんまいだな…!」
「本当はな…。って、呼ばれなくなってから気付いたんだけどな。」
気付くの遅いよな…。