かわいい王子VS鈍感な姫
「七海が身長170cmほしいって言ってんだけど、170cmの身体にこのかわいい顔って…なんか変じゃね?郁ちゃんはどう思う?」
「う~ん。確かに変かなぁ…。」
ガーン…
やっぱりこのままのほうがいい…?
「でもななちゃんが成長したら、こんなにかわいいままじゃないと思うよ?絶対かっこよくなってる!」
ドキッ…
「でね!ななちゃんは郁の幼なじみだって自慢するの♪」
幼なじみ…か…。
わかってるけど、落ち込むなぁ…。
ポン━
そんな俺の気持ちを察したのか、良平は俺の肩を軽くたたきなぐさめてくれた。
良平…さんきゅー…。
そう思いながら郁と話していると、黙っていた良平がいきなり「あっ!!」と言った。