かわいい王子VS鈍感な姫
「郁ちゃん!」


「あっ、真知ちゃん!」


真知ちゃんがやってきた。


「大縄集合だって!行こ!」


「うん!七海、じゃあね♪」


「あ…あぁ。」


2人仲良く集合場所に向かっていった。


「はぁ~…」


乗り切った…。


女の勘ってすげぇな…。


「七海!集合場所行くぞ!」


隼人を連れていってくれていた良平が戻ってきて言った。


あっ…大縄、俺も出るんだった!


俺たちは集合場所へ急いだ。


大縄はクラスから22人出場し、2人が縄をまわし20人が2列になって跳ぶ。


2分練習し、本番3分の中での最高記録を学年ごとに競う。


うちのクラスは良平と俺がまわすことになっている。


集合場所で点呼を終え、縄の所へ移動した。


『練習を始めて下さい。』


2列でちゃんと並んだクラスメートを確認し、練習を始める。


「みんな声出して数えて!…いくぞ!いっせーのーで…1、2…」


みんなの数える声が大きい。


やる気満々だな…!


< 149 / 204 >

この作品をシェア

pagetop